はじめまして。えぎら鍼灸指圧治療院のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
初めて行く鍼灸院は不安もいっぱいあることでしょう。
だけれども、手術みたいな高リスク一発勝負みたいなものではありません。
また、薬のように危険な副作用もありません。
鍼は浅いので、痛いとか怖いとかも誤解です。
お灸は一瞬、チクッとしますがそれだけです。
整体、鍼灸の分類
ざっくり説明すると下の画像の説明になります。
当院は赤丸の所、整体を行う鍼灸の経絡治療になります。他に整体系の鍼灸は良導絡治療があります。
良導絡も経絡を使うわけですから、経絡治療のネーミングがややこしくさせています。
良導絡についても検索したら説明でてきますから、私は誤解を避ける為に余り言及しないでおきます。
あと、良導絡も日本を代表する鍼灸整体ですが、歴史的に日本を代表する鍼灸整体に「打鍼」があります。
御園夢分斎の夢分流打鍼という歴史的に熱い幻の鍼ですね。
検索で調べると、普通に販売してますね。
私がいつも買っているサイトでは売ってませんが、マニアックな店では入手できます。
当院の鍼は使い捨ての豪鍼の寸3ー2番で、どこでも取り扱っている普通の鍼です。
経絡治療に関しては→経絡治療とは?を参考にしてください。
私自身について興味ある方は→院長プロフィールを参考にしてください。
他の鍼灸院の分類
鍼灸の場合、他に子供専用小児鍼、スポーツ専用のスポーツ鍼灸、美容専門の美容鍼灸があります。
ややこしいですが、アナタの目的で考えてみてください。
ちなみに、整体は整骨とも違います。
整骨と整体は全然違う!
そもそも整骨とは古来より接骨院、整骨院で行われている整骨術の事です。
整骨術とは柔道整復師という資格者が整骨院でや接骨院で行われています。
柔道整復師免許は、厚生労働省指定の養成学校で3年間のカリキュラムを終え、国家試験をパスした人が柔道整復師となります。
元来の柔道整復師の目的は、地域医療において整形外科医の足りない状況で、整形外科領域を補填する意味合いで始まりました。
ですので、整骨術とは、整形外科領域とかぶります。
すなわち、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷です。
柔術から発展し、日本古来の療法としてWHOに認められている日本の誇るべき施術法です。
つまり、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷でもない人が手技による整体を受けたい場合は整体院になります。
あえて、ミスリードさせようと表記している整骨院がありますから、上の知識があるとヤバい所を避けられます。
この国家資格を整体の国家資格みたく「国家資格ありますよ(整体のとは言ってない)」って所はヤバいですね。
整体は民間資格なので、そもそも整体の国家資格なんてありませんからね。
逆に、その辺りをしっかり説明している整骨院は好感が持てます。信頼度が上がります。
未病治とは即ち、早期解決が、お得ということ
もしも、慢性的な頭痛や慢性的な腰痛などなど、お持ちでしたら、鎮痛などでごまかさずに、早めに解決しなければ、とてもアナタが損をします。
そしてそれらは、素人が解決するには難しいでしょう。簡単だと考えていたら、私はわざわざ鍼灸学校に入学などしません。
悪い見本
今は小学校の宿題すらも業者に発注できる時代です。
ホームページ制作代行会社からの営業電話が年間、何十件と当院にもかかってきます。
「本を制作して箔をつけましょう。」「レビュー書きますよ。」となんでもありです。
そんな時代の整体院、鍼灸院の見極め方はこうです。
もしも、アナタが初診料合わせて1万円近い治療を受けて、それほど変化が無く2回目の治療に躊躇していたとしたらそれはアナタが悪いです。同情の余地は全くありません。
なぜなら、2回目をリアルに想像しなかったからです。かなりの楽天家と言えます。
安価な治療のケースだとしても、仮に短い期間に続けて10回続けて、悪化、もしくは改善しなくても満足していたとしたら、やはり、かなりの楽天家と言えます。
時間とお金の無駄です。こういう方が良い人生を送るのは難しいでしょう。
こうはっきり言い切れてしまうのは、治療の技術は、既に科学的にも裏打ちされて、十分な歴史と実績に支えられ、全世界に認知されて、我が国では国家資格に認定される程、アナタを取り巻く周囲は味方してくれているのにも関わらず、正解を引けないとしたら、個人の認知能力を疑う他ありません。
どうか、悪い見本だけは避けてください。
12年以上開業して解った事
実際に開業してびっくりした事があります。
「これで一生病気にならないでしょうか?」とか「老いを完璧に止められないのか?」とか物理的に有り得ない事を、結構な確率で真剣に言われます。
そういう時、幼い頃、親に聞いた「バナナの神話」の話しを思い出します。「人間は神からバナナを選んだから死ぬという話しです。」
こういう話しを「バナナ型神話」というみたいです。正式に命名があるのは44歳にして検索で今、初めて知りました。
実際は石とて不変ではいられませんが、そこは象徴ですからね。
「人間でも動物でも、物理学の範疇なので生物だからとそこは無視できないですよ。」と何度か説いて、やっと理解してもらったり、そんな感じです。
いわゆる、「形あるものは、いつか壊れる」を嚙み砕いて説明しなければいけない場面が結構あります。
昨日、NHKで「漢方薬は日本の薬なのだけれど、中国の薬と勘違いされる」というのをやっていました。
私自身もこの↑の話しを20年前から私も事あるごとに話しています。なかなか周知される気配がない。
開業して初めて解ったのは、そもそも「人間はいずれ老いて死ぬ」という事実を認知できてない人が一定数居るわけで、それよりももっと根本的な理解すら徹底できない。
まして「漢方=日本で発展した薬」とか高次元な話しは、徹底など難しい。
東洋医学の関係者は、延々と誤解を解き続けねばならないのだと痛感させられます。